NIS2コンプライアンスとサプライチェーン要件 · 無料配布

EUの規制が、 日本の製造業に「取引条件」 として届くとき

NIS2はEUの法令です。しかし、EUの取引先を持つ日本の製造業・装置メーカーは、サプライチェーン要件を通じてセキュリティ対応を問われる立場に置かれます。

自社が直接の対象でなくとも、取引継続の条件として「なぜその対策を選んだか」を説明できる状態が求められます。本ホワイトペーパーから、サプライチェーンの観点でNIS2が何を求めているのかを抜粋して紹介します。

概要

このホワイトペーパーで分かること

サプライチェーン経由で波及するNIS2の要請と、「説明できる状態」の作り方

NIS2のサプライチェーン要件が、EU域外の日本企業にも取引条件として波及する構造
製造業が「評価される側」と「評価する側」の双方に立つという現実
当局・取引先に対して「なぜその対策を選んだか」を説明できる状態の重要性
Secomeaがサプライチェーン要件・アクセス制御・監査証跡の各観点で提供する対応

対象者

想定読者

本書は、次のような方におすすめです

🛒
製造業の調達・購買部門

EU取引先からセキュリティ対応を問われ始めている方

🔐
OT/情報セキュリティ担当者

自社のサプライヤーリスク評価をどう進めるか検討中の方

👔
経営層・コンプライアンス担当

取引継続の条件としての規制対応を見極めたい方

抜粋コンテンツ・トピックA

EUの規制が、なぜ日本の製造業に「取引条件」として降ってくるのか

NIS2はEUのサイバーセキュリティ法令であり、日本企業がその直接の適用対象になることは多くありません。「EUの話で、自社には関係ない」——そう受け止めるのが自然です。

しかし、ここに見落とされがちな経路があります。NIS2は対象企業に対し、取引のあるすべてのサプライヤー・サービスプロバイダーについて、そのセキュリティ対策に関する情報を収集し、サプライチェーン全体のセキュリティを確保するよう求めています

つまり、EUの取引先を持つ日本の製造業・装置メーカーは、自社がNIS2の対象でなくとも、取引先から「あなたのセキュリティ対策はどうなっているのか」を取引条件として問われる立場に立たされます。規制は国境で止まりますが、サプライチェーンは国境を越えていきます。


本ホワイトペーパーが描くのは、この波及がもたらす二重の立場です。日本企業は、EU取引先から評価される「評価される側」であると同時に、自社のOT環境を支える機械メーカー・保守ベンダーを評価する「評価する側」にも立ちます。

一般的な製造業の現場では、取引のある機械メーカーやサプライヤーが10社から1000社に及ぶことも珍しくなく、それぞれのリスクプロファイルを調査し、自社のリスクアセスメントに組み込む必要が生じます。この双方向の対応が、サプライチェーンセキュリティの実務的な負担として立ち上がってきます。

具体的な評価手法や要件の全体像は、本ホワイトペーパーで体系的に解説しています。


本ホワイトペーパーは、自社がEU取引先のサプライチェーン上のどこに位置し、何を問われ得るのかを見極める起点としてご活用いただけます。取引条件としてセキュリティ対応を求められたとき、慌てずに自社の立ち位置を説明するための地図になります。

抜粋コンテンツ・トピックB

「対策を入れている」では足りない——説明できる状態をどう作るか

セキュリティ製品を導入すれば対応は十分か——NIS2が示すのは、そうではないという現実です。

当局の監査においても、取引先からの評価においても、最終的に問われるのは「ファイアウォールを入れているか」「特定のツールを導入しているか」ではなく、「なぜその対策を選んだのか」を合理的に説明できることです。

同じ製品を導入していても、その選定理由・有効性の評価・文書化が伴わなければ、「適切かつ均衡の取れた対策」とは認められません。サプライヤーとして取引先に信頼を示す側に立つ日本企業にとって、この「説明できる状態」をどう作るかが、対策そのものと同じくらい重要になります。


本ホワイトペーパーが整理する方向性は明快です。自社の対策が適切かつ均衡であることを示すには、次の4つが必要です:

  • 特定したリスクへの対応——リスクベースで選んだことを示す
  • 対策の定期的な再評価——一度きりではなく継続的に見直す
  • 経営層の関与と承認——担当部門だけの判断ではない
  • それらすべての文書化——証跡として後追いできる形に残す

とりわけ、リスク評価・脅威の検知・資産の保護・インシデント対応に経営層が関与していることを示せるかどうかが問われます。セキュリティはもはや担当部門だけの課題ではなく、経営の意思決定として説明できなければならない——そうした体系的なアプローチの全体像を、本ホワイトペーパーで具体的に示しています。


本ホワイトペーパーは、自社の既存の対策が「説明できる状態」になっているかを点検する資料としてご活用いただけます。経営層への報告材料として、また取引先からの問い合わせに備える社内検討の起点として、自社の現在地を確かめる一助となります。

Secomeaのアプローチ

サプライチェーン要件・アクセス制御・監査証跡への具体的対応

NIS2のサプライチェーン要件は、突き詰めれば「誰が、どの装置に、どのように関わっているかを管理・説明できるか」に行き着きます。Secomeaは、世界8,000社以上の製造業・機械メーカーで採用されているOT専用のセキュアリモートアクセスソリューションとして、この領域に具体的な対応を提供します。

01

サプライチェーン要件への直接対応

装置メーカー・保守ベンダーなど外部サプライヤーのアクセスを、定義された資産単位での許可・ロールベースの権限管理・アクセス申請の承認制・期間限定アクセスで統制します。「評価する側」として、自社のOT環境に関わる外部組織のアクセスを管理可能な状態に置けます。

02

「説明できる状態」を支える証跡

誰が・いつ・どの装置に・どれだけアクセスしたかを完全な監査ログとして記録します。取引先や当局から問われたときに、自社のアクセス管理を証跡として示すことができます。

03

アクセス制御・多要素認証

ロールベースのアクセス権限管理、2FA/MFA、SMS認証、SSO(Microsoft Entra ID/Okta)により、NIS2が求めるアクセス制御・安全な通信の技術的対策に対応します。

次のステップ

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構成

本書の構成(全6章・47ページ)

NIS2法制の変遷から、対象判定・第21条の対策・実践ロードマップ・監査対策・Secomeaによる支援まで、コンプライアンス実務に必要な観点を体系的に整理しています。

01

NISからNIS2へ——EUにおけるサイバーセキュリティ法制の変遷

なぜいまNIS2が出てきたのか・前身NIS指令との違い

02

自社は対象か——主要事業体と重要事業体の区分

Annex I/Annex II の判定基準と、製造業の位置づけ

03

NIS2が課す3つの重点分野

経営陣の責任・第21条の対策・報告義務(24/72時間・1か月)

04

NIS2コンプライアンスの実践——ステップ別ロードマップ

対象判定からリスク評価・対策・継続的改善までの10ステップ

05

監査対策——ベストプラクティスと成功戦略

監査前・中・後の備え方と、文書化・経営層関与の示し方

06

Secomeaによる対応支援——セキュリティ・ソリューション・機能

サプライチェーン要件・アクセス制御・監査証跡への具体的対応

FAQ

よくあるご質問

NIS2はEUの法令ですが、なぜ日本企業に関係するのですか?
日本企業がNIS2の直接の適用対象になることは多くありませんが、NIS2はサプライチェーン全体のセキュリティを求めています。EUに取引先を持つ場合、その取引先が自社のセキュリティ対策を確認する義務を負うため、サプライヤーである日本企業が取引条件としてセキュリティ対応を問われるケースが増えています。
サプライチェーンセキュリティとして、具体的に何を求められるのですか?
取引先は、自社の基幹サービスを支える重要なサードパーティ資産を特定し、それらのサイバーセキュリティ対策を評価する必要があります。サプライヤー側としては、自社のセキュリティ対策の内容と、それを選んだ理由を説明できる状態にしておくことが求められます。
「適切かつ均衡の取れた対策」とは、何を基準に判断されるのですか?
直面するリスクの程度、企業規模、インシデントの発生可能性や深刻度を考慮して、リスクベースで判断されます。重要なのは特定のツールの有無ではなく、なぜその対策を選んだのかを説明でき、その有効性を定期的に評価・文書化していることです。
自社のサプライヤー(機械メーカー等)のリスクはどう管理すればよいですか?
取引のある機械メーカーやサプライヤーのリスクプロファイルを調査し、自社のリスクアセスメントに組み込む必要があります。OT環境では外部ベンダーのアクセスを承認制・時間制限・装置単位で統制し、誰がどの装置に関わったかを記録できる仕組みが、この管理の基盤になります。
ホワイトペーパー「NIS2コンプライアンスの完全対応ガイド」はどこでダウンロードできますか?
NIS2対応の詳細な実践マニュアル(全47ページ)を公開中です。このページ上部のダウンロードフォームからすぐに入手いただけます。

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本書では、NIS2法制の変遷からサプライチェーン要件・第21条の対策・10ステップロードマップ・監査対策まで、コンプライアンス実務に必要な観点を体系的に整理しています。フォームにご入力いただくと、すぐにPDFをダウンロードできます。メールにもダウンロードリンクをお送りします。

本書で得られること

NIS2のサプライチェーン要件が、EU域外の日本企業にも取引条件として波及する構造
製造業が「評価される側」と「評価する側」の双方に立つという現実
当局・取引先に対して「なぜその対策を選んだか」を説明できる状態の重要性
Secomeaがサプライチェーン要件・アクセス制御・監査証跡の各観点で提供する対応

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