「立ち会い作業」は製造業の現場で長年慣行されてきた重要な業務です。装置の保守、トラブルシューティング、新しい設備の検収、技術者の育成など、複数の関係者が同じ場所に集まって作業を行うシーンは数えきれません。一方で、リモートアクセスが当たり前になった現代、「物理的に同席する立ち会い」と「リモートで完結する作業」の間には、依然として大きな隔たりがあります。
Secomea Primeの新機能「ジョイントセッション(立ち会い作業のDX化)」は、この隔たりを埋め、リモートでありながら「全員が同じ画面を見て、リアルタイムで協業できる」環境を実現します。本記事では、ジョイントセッションが解決する課題、ユースケース、技術仕様を解説します。
なぜ「立ち会い作業のDX化」が必要なのか
従来の立ち会い作業には、現代のビジネス環境において看過できない課題が複数存在します。
- 移動コスト・時間の損失:技術者・管理者が物理的に現場へ赴く必要があり、出張費・移動時間が常に発生します。
- タイムリーな対応の困難さ:トラブル発生時、立ち会い者の到着まで対応が遅延し、ダウンタイムが長引きます。
- 可視性の欠如:リモートアクセス導入後も、誰がどんな作業をしているか管理者がリアルタイムで把握できません。
- コンプライアンス要件への対応不足:規制業種では「監督つき作業」が求められますが、従来のリモート環境では実現が困難でした。
これらの課題を一度に解決するのが、ジョイントセッション機能です。
ジョイントセッションが解決する4つの課題
可視性の欠如 → 完全な透明性
管理者がセッションをリアルタイムで閲覧可能。誰が、いつ、何をしているかが常に明らかになります。
介入手段がない → リアルタイム制御
管理者は必要に応じてセッションに参加し、操作を介入・強制終了できます。アクセスリクエスト機能と組み合わせれば、参加前の承認フローも実現します。
孤立した作業 → 協業によるトラブルシューティング
複数の関係者が同一セッションに参加し、同じ画面を見ながらリアルタイムで議論・対応が可能。専門知識の共有が瞬時に実現します。
現地依存 → リモートチームワーク
場所を問わず複数人が即座に協業可能。遠隔地のエンジニア・顧客・パートナーが同時に作業に関わることができます。
導入前・導入後で何が変わるか
| 項目 | 導入前 | ジョイントセッション導入後 |
|---|---|---|
| 参加ユーザー数 | 1人のみ | 複数人が同一セッションに参加可 |
| 管理者の可視性 | なし | リアルタイム確認可 |
| アクセスコントロール | 信頼ベース | 監督つきの制御 |
| 作業スタイル | 孤立したトラブルシューティング | ライブ協業 |
| トレーニング | リモート研修が困難 | リモートでのハンズオン指導が可能 |
「信頼に依存した運用」から「可視性と監督に基づく運用」への進化が、立ち会い作業のDX化の本質です。
誰がメリットを受けるのか
CISO・OTヘッド・工場長
- リモート作業の完全可視化
- コンプライアンス要件への適合
- 操業安全性の向上
ドメイン管理者・OTセキュリティ担当
- セッションのリアルタイム制御
- 必要時の監視・介入機能
- アクセスリクエスト機能との連携
OTエンジニア・保守担当
- ライブ協業による迅速なトラブルシューティング
- ダウンタイム削減
- ハンズオンリモートトレーニングの実現
フィールドサービスエンジニア(OEM)
- サポートセッションへの即時参加
- 出張削減によるコストダウン
- 顧客へのリアルタイム指導
技術仕様とプラットフォーム連携
- 対応プロトコル:RDP・VNC・SSH(ブラウザ内セッション)
- プラットフォーム:Secomea Prime に直接組み込み(追加ツール不要)
- 管理者権限:セッションの閲覧・参加・強制終了
- アクセスリクエスト機能との連携:有効時は参加前に承認フローが動作
- 提供パッケージ:Professional / Premium
Secomea Prime をすでに導入している環境では、追加のソフトウェアやインフラ整備なしに即座に活用できます。
立ち会い作業のDX化への第一歩
リモートアクセスが当たり前になった今、「立ち会い」もDX化の対象です。ジョイントセッションは、可視性・協業・コンプライアンスを一度に実現するSecomea Primeの新しい機能です。立ち会い作業のDX化を進めたい組織にとって、有力な選択肢となります。
ジョイントセッション機能は、ProfessionalおよびPremiumパッケージのお客様にご利用いただけます。詳細はSecomea Primeのページをご覧ください。