Customer Story

包装機械製造業

京都製作所、Secomeaでゼロダウンタイムを実現

企業概要

京都製作所は、菓子・食品・医薬品など幅広い製品向けの省力化包装機械を開発・製造する日本有数の包装機械メーカーです。年間約600台の包装機械を製造しており、その多くは顧客の製品仕様に合わせたカスタム設計です。

「顧客の秘密を扱うシステムにおいてセキュリティが最優先事項であることは言うまでもありません。また、10年前の失敗の一因は使いにくさにあったと思っており、今回はそれを重視しました。第三者機関によって製品セキュリティが認証されていることが、Secomeaを選ぶ決め手になりました。」

田中氏 / 技術開発部門 / 京都製作所

課題

京都製作所が製造する包装機械は顧客ごとのカスタム仕様が多く、納入後のトラブル対応には高度な専門知識を持つエンジニアが必要です。問題が発生すると、北海道や海外を含む顧客の生産施設に熟練エンジニアを派遣しなければならず、時間とコストの両面で大きな負担になっていました。

エンジニアを複数の現場に同時派遣できないケースもあり、サービス品質の向上を目指す同社にとって深刻な課題でした。10年ほど前に米国製のリモートアクセスツールを試みたことがありましたが、当時は顧客側でも社内営業部門でも生産設備をインターネットに接続する価値が認識されておらず、定着しませんでした。

その後、IIoTの普及とともにリモートアクセスの重要性が再認識され、技術開発部門の田中氏が中心となって再挑戦。今回は「セキュリティ」と「使いやすさ」を最優先として製品選定を進め、Secomeaとの出会いへとつながりました。

ソリューション

京都製作所は、出荷前の包装機械にSecomeaのゲートウェイを搭載する形でリモートアクセスを導入しました。あらかじめ登録された機械のみがアクセス可能で、Secomeaのゲートウェイはルーティング技術に依存しないため、機械が社外ネットワークに接続されることはありません。

選定の決め手は3点でした。まず高速接続使いやすさ。以前比較検討した米国製競合製品は通信速度が遅く、複雑な社内ネットワーク設定が必要だったのに対し、Secomeaはシンプルで高速な接続を実現します。次にコスト優位性。そしてIEC 62443認証を取得したセキュリティ。第三者機関による認証が、顧客の秘密情報を扱う同社にとって不可欠な要件を満たしていました。

田中氏は「Secomeaは高速接続を実現しており、使いやすく、コストも抑えられている。これらすべての点が意思決定に影響しました」と述べています。

成果

  • 本社から遠隔で機械の問題を把握し、エンジニア派遣の要否と適切な人員を事前に判断できるように
  • 北海道や海外など遠隔地への不要な出張を大幅に削減
  • 問題発生から復旧までのリードタイムが短縮され、顧客設備のダウンタイムがゼロに近づいた
  • IIoTと連携した設備稼働状況の監視・予兆保全への展開も計画中