Secomea は、2026年前半に発行された CPS Secure Remote Access の Market Guide で代表的ベンダーとして掲載されており、今回の Hype Cycle 掲載はそれに続くものです。CPS Secure Remote Access が、より広いサイバーフィジカルシステムのセキュリティの議論のなかで、独立したテーマとして扱われはじめたことを示しています。
掲載の意味 この掲載が示すもの
多くの産業企業では、拠点・ユーザ・ベンダー・資産をまたぐリモートアクセスの管理はいまも成熟の途上にあり、専用に設計されたソリューションの導入には至っていない、というのが私たちの見方です。
OT環境のリモートアクセスは、汎用のITツールやVPN、その場しのぎの手段の組み合わせに依存したままであることが少なくありません。いずれも、産業ネットワークの運用実態を前提に設計されたものではありません。
今回のHype Cycleへの掲載が意味を持つのは、CPS Secure Remote Access を、より広いCPSセキュリティの議論と結びつけるものだからです。産業企業にとって次のステップは、リモートアクセスを単なる接続手段から、統制されたセキュリティ能力へと位置づけ直すことです。これはまさに、私たちが日々お客様と交わしている対話そのものです。
市場の現在地 CPS Secure Remote Access はまだ黎明期にある
Gartner® Hype Cycle™ for CPS Security は、成熟度と普及段階の異なる技術を一枚の地図に描き出すものです。
Secomeaの見立てでは、CPS Secure Remote Access はまだ黎明期にあります。初期の試行段階は過ぎたものの、主流としての普及はこれからです。
私たちの経験では、業界が向き合う課題は目新しいものではありません。分散した拠点で設備を止めずに動かし続けること。サードパーティベンダーのアクセスを管理すること。限られた人員と、つながり続ける操業環境のなかでコンプライアンス要件への対応を進めること。
これらは現場の実務的な圧力であり、CPSセキュリティ態勢を見直す組織にとって、リモートアクセスのガバナンスを重要なテーマに押し上げています。
切迫度 接続性から運用レジリエンスへ
製造業は過去5年間、最も攻撃を受けた業種の第1位であり続けています。この事実は、リモートアクセスのガバナンスを先送りできない優先事項にし、議論の軸を接続性そのものから、統制・説明責任・運用レジリエンスへと移しています。
リモートアクセスは長らく、主にサポート機能として扱われてきました。しかしCPS環境では、ベンダーガバナンスの柱になりつつあります。誰が、どの資産に、どれだけの時間、どの承認プロセスのもとで接続し、事後にどのような証跡を残すのか。リモートアクセスがCPSセキュリティ戦略の一部となるいま、組織が答えるべき問いはここにあります。早く動いた組織ほど、CPSセキュリティプログラムにおける統制とレジリエンスを強化しやすい立場に立てます。
Secomeaのアプローチ 産業環境のために設計されたリモートアクセス
Secomeaは2008年から、この市場に向けた製品を作り続けてきました。私たちのプラットフォームは、産業環境の運用実態を前提に設計されています。エージェントを入れられない資産。ネットワーク全体ではなく個別に絞り込むべき接続。セキュリティとコンプライアンスの両面で監査可能であるべきアクセス。
Secomea Prime は、製造業・装置メーカー・重要インフラ事業者に、産業環境全体のセキュアリモートアクセスを管理する単一のプラットフォームを提供します。一元的なアクセス管理、きめ細かなアクセス制御、セッションの追跡性、OT運用に合わせて設計されたワークフローにより、断片化したリモートアクセス環境から、構造化され統制されたアプローチへの移行を支援します。
PLC・HMI・SCADAは、制御ロジックを書き換えたりリアルタイム処理に影響を与えたりし得るエージェント型ツールや侵襲的なセキュリティ制御を前提に作られていません。稼働率への圧力は不安定なアクセスを許しませんし、IT中心のアプローチは性能に影響しかねません。だからこそアクセスは、重要資産を日々保守する人々にとって、限定的で、統制され、追跡可能で、実用的でなければならないのです。
目指すのは、リモートアクセスを例外や回避策ではなく、組織のCPSセキュリティ戦略のなかで統制され、監査可能な能力にすることです。
OT環境のリモートアクセスを統制する第一歩を
拠点・ベンダー・資産をまたぐリモートアクセスの現状整理から、Secomea Prime での統制まで。御社の環境に合わせて専門担当がご案内します。
Gartner, Hype Cycle for CPS Security, 2026, Katell Thielemann, Wam Voster, May 2026
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本記事は Secomea 本社の公開情報に基づきます。統計値・表記は本稿掲載時点(2026年7月)のものです。