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サプライチェーンが問う「どう守っているか、見せてください」

経済産業省 | サプライチェーン・セキュリティ評価制度

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取引先から求められる接続管理と、経産省の★評価制度

重要インフラ事業者と取引する場合、遠隔接続の管理方法を説明する場面があります。いま整備が進む評価制度を軸に、製造業・機械メーカーが供給者として備えることを整理します。

2026年7月公開/2026年10月8日更新

サプライチェーンの各拠点がセキュリティ対策を可視化するイメージ

取引先から「どう守っているか」を尋ねられたときに、接続の管理方法を説明できる状態を整えておくことが大切です。

取引先との関係

取引先に接続管理を説明する

重要インフラ事業者と取引する装置メーカーや保守事業者は、遠隔接続の管理方法を顧客へ説明する場面があります。必要な対策や記録は契約と業務内容によって異なります。接続する担当者、対象装置、権限、履歴を整理し、顧客の確認に答えられる状態を整えます。

図が枠に収まらない場合は、左右にスクロールできます

重要インフラ事業者基準・制度の対象契約・要求あなた[供給者]製造業・機械メーカー接続管理の説明を求められる場合さらに先へその先の供給者必要に応じて確認契約や業務内容に応じて、供給者に求める対策と記録を確認する
図1:重要インフラ事業者と供給者 ― 求める対策と記録の確認

SCS評価制度の対象範囲、★3と★4の要件、リモートアクセスに関わる要求事項の一覧は、SCS評価制度とリモートアクセスにまとめています。

取引先からの要求

対策状況を取引先へ示す

この流れを制度として後押しするのが、経済産業省が整備を進める「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」です。企業のセキュリティ対策状況を★の段階で可視化し、取引先選定の指標にする——いわば「どう守っているか」を見える形で示す仕組みです。

IPAは、★3・★4の運用開始を2027年3月頃に予定しています。制度開始は申請受付の開始を指し、予定は変更される場合があります。★5の要求事項や評価方法、開始時期は検討中です。評価項目はNIST CSF をベースに「取引先管理」を加えた7分類で構成されます。★3・★4に向けた準備として、IPAはSECURITY ACTIONによるセキュリティ対策の自己宣言を案内しています。

任意制度だが、取引先から対応を求められる場合がある

この評価制度は任意のものです。しかし取引先がこれを参照する場合、★の段階や「どう守っているか」を示すよう、取引先から対応を求められる場合があります。

これまで製造業は、取引先ごとに異なるセキュリティチェックシートへの回答で疲弊してきました。これからは、★の段階に加えて「接続をどう統制し、証跡をどう残しているか」を、その都度・具体的に示せる状態を整えておくと、取引先への説明に役立ちます。

問いの中身

問われているのは「接続の統制と、その証跡」

取引先への説明では、誰にどの装置への接続を許可し、履歴をどう確認しているかを示します。Secomeaの権限設定や接続記録を、その説明に活用できます。制度や規格ごとに対象と要求は異なるため、接続管理以外の対策や必要な手続きも確認します。

実装

供給者として「見せられる」状態をつくる

Secomeaは、製造業・機械メーカーが「どう守っているか」を示せる状態を、実装で支えます。Secomeaの設定と接続記録は、リモートアクセスの管理状況を説明する材料になります。評価では、組織全体の対策と運用も確認します。

リモートアクセスの確認事項とSecomeaで示せる情報
確認事項Secomeaで示せる情報
アクセス権と本人確認アクセス申請・承認・最小権限・多要素認証(MFA)/SSO
接続履歴の確認接続履歴の記録と、対応するブラウザ接続のセッション録画
委託先の接続管理ベンダーアクセスの個別制御・接続範囲と時間の限定
通信の保護暗号化トンネル・受信ポート非開放・ネットワーク分離

セッション録画はProfessional・Premiumで利用でき、対象はブラウザ経由のRDP・VNC・SSH・Telnet接続です。利用には設定が必要です。

さらにSecomeaは、IEC 62443-4-1に基づく開発プロセスの認証(TÜV)を取得し、IEC 62443-4-2に関する第三者評価を受けています。開発プロセスの認証と第三者評価は、製品選定時に確認できる情報です。適用される範囲は各証書・報告書で確認できます。

対応の主体について:製品の導入は、これらを「見せられる」状態をつくる基盤になります。ただし★の取得や評価そのものは制度の手続きであり、最終的な対応の主体は、供給者であるあなたに残ります。

出典:サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(経済産業省)。★3・★4の運用開始予定はIPA「SCS評価制度 FAQ」(2026年10月7日確認)。重要インフラ文書の改訂・廃止は国家サイバー統括室「重要インフラ対策関連」(2026年10月4日取得)を参照。

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