SOLUTIONS / VENDOR ACCESS
外部ベンダーのOTアクセスを安全に管理する
装置メーカー・保守会社・システムインテグレータのリモート接続を、承認制・時間制限・監査ログ付きで統制。工場側が管理を維持したまま、迅速なリモート保守を実現します。
管理の考え方を示した概念図です
問題提起
ベンダーアクセスは止めるものではなく
管理するものです
製造現場では、装置メーカーや保守会社、システムインテグレータが、トラブルシューティング、定期メンテナンス、設定変更、復旧対応のためにリモート接続する場面が増えています。
問題は、外部ベンダーが接続すること自体ではありません。問題は、接続経路、認証情報、承認フロー、操作ログがベンダーごと・拠点ごと・ツールごとに分断されることです。
VPN、OEM提供ツール、ジャンプサーバ、個別アカウントが並行して運用されると、工場側はアクセスの全体像を把握しにくくなり、ガバナンスが弱体化していきます。
よくある課題
外部ベンダーアクセスで起きやすい5つの課題
VPNアカウントの共有・長期化
ベンダーごとにVPNアカウントを発行し、必要がなくなった後も権限が残り続ける。誰が実際に接続したのか、個人単位で追跡しにくくなります。
OEMツールの乱立
装置メーカーごとに異なるリモートアクセスツールを利用。工場側の管理画面やログが分かれ、全体の可視性が低下します。
承認フローが拠点ごとに異なる
ある工場ではメール承認、別の工場では電話確認、別の拠点では常時接続。運用が標準化されず、属人的な判断に依存します。
監査証跡が分散する
ログがVPN、OEMツール、ベンダー側システム、メール履歴に分かれる。監査時に「誰が・いつ・何にアクセスしたか」を一貫して説明しにくくなります。
スピードと統制がトレードオフになる
緊急対応では早く接続したい。一方で、統制を強めると承認に時間がかかる。この板挟みが、例外運用や現場の摩擦を生みます。
ベンダー任せの接続から工場主導のアクセス管理へ
表は左右にスクロールできます。
| 項目 | 従来の運用 | Secomeaによる運用 |
|---|---|---|
| 接続経路 | ベンダーごとにVPNやOEMツールが分散 | 共通のアクセス管理レイヤーで統制 |
| アクセス権限 | 広め・長めに付与されがち | ユーザ・装置・時間を限定 |
| 承認 | メール、電話、現場判断に依存 | 承認ベースで標準化 |
| ログ | ツールごとに分散 | セッション単位で管理しやすい |
| 緊急対応 | 例外運用になりやすい | ルール化された範囲で迅速に接続 |
| 監査対応 | 後から証跡を集める | 通常運用の中で証跡を残す |
| 責任範囲 | 工場・ベンダー間で曖昧になりやすい | 誰が管理し、誰が作業するかを明確化 |
Secomeaの考え方
工場側が管理を維持し
ベンダーは迅速に対応できる状態へ
外部ベンダーアクセス管理で重要なのは、ベンダーの作業を止めることではありません。
重要なのは、工場側がアクセスの主導権を持ちながら、ベンダーが必要な時に必要な装置へすばやく接続できる状態をつくることです。
Secomea は、工場・装置メーカー・保守会社・システムインテグレータの間に、共通のアクセス管理レイヤーを設けます。このレイヤーによって、サプライヤーごとに異なるアクセスツールやプロセスを認めるのではなく、ポリシー・可視性・説明責任は工場側が担いながら、装置メーカーが迅速にサポートできる体制を実現します。
Secomeaが目指す7つの状態
運用フロー
ベンダーアクセスを
申請から監査まで一貫して管理
ベンダーを登録する
装置メーカー、保守会社、システムインテグレータなど、外部ユーザを登録。役割、所属、アクセス対象を明確にします。
アクセス範囲を定義する
ベンダーごとに、接続できる工場、ライン、装置、PLC、HMI、SCADAなどを限定。必要な装置にだけ接続できる状態をつくります。
接続リクエストを承認する
ベンダーが接続を必要とする場合、管理者がリクエストを確認。承認された場合のみ接続を許可します。
必要な時間だけ接続する
オンデマンド接続またはスケジュール接続で、メンテナンス作業に必要な時間だけアクセスを許可します。
セッションを管理・記録する
誰が、いつ、どの装置にアクセスしたかを把握。トラブル確認、作業後レビュー、監査対応がしやすくなります。
不要な権限を失効する
作業終了アクセス、契約終了ベンダー、退職担当者の権限を整理。恒久的アカウントや共有IDを減らします。
役割別のメリット
工場・IT・OT・ベンダー
それぞれにメリットがあります
表は左右にスクロールできます。
| 対象 | メリット |
|---|---|
| 工場長・生産責任者 | トラブル発生時に、外部ベンダーの対応を早めながら、無秩序な接続を防げる |
| OT・保全担当 | 必要な装置にだけ接続させ、現場の作業状況を把握しやすくなる |
| 情シス・セキュリティ部門 | VPNアカウントや個別ツールの乱立を減らし、アクセス管理を標準化できる |
| コンプライアンス・監査部門 | 誰が・いつ・何にアクセスしたかを説明しやすくなる |
| 装置メーカー・保守会社 | 顧客ごとに異なる接続調整を減らし、承認された範囲で迅速に保守対応できる |
| 経営層 | ダウンタイム削減、サプライチェーンリスク低減、監査対応力向上を同時に進められる |
ユースケース
よくある利用シーン
緊急トラブルシューティング
生産ラインで異常が発生した際、装置メーカーのエンジニアが承認された装置へリモート接続。現場への移動を待たずに、初期診断と復旧支援を開始できます。
定期メンテナンス時のスケジュール接続
メンテナンスウィンドウに合わせて、特定の時間だけベンダーアクセスを許可。作業後は自動的にアクセスを終了し、不要な権限が残りにくい状態をつくります。
複数ベンダーの一元管理
包装機、検査装置、搬送設備、PLC、SCADAなど、複数メーカーの保守アクセスを統一ルールで管理。ベンダーごとに異なるVPNやOEMツールに依存しない運用へ移行します。
セルフチェック
外部ベンダーアクセス
管理できていますか?
以下に1つでも当てはまる場合は、ベンダーアクセス管理の見直しが必要です。
ベンダーアクセス管理の詳細は
デモで実際の運用イメージをご確認ください。
高度な機能
アクセス承認と
セッション録画でさらに強固に
Professional・Premiumプランで利用できる高度なセキュリティ機能です。
アクセスリクエスト:申請・承認フローで安全に管理
ベンダーが接続前に「接続理由」「アクセス期間」を申請し、管理者が承認するワークフローです。常時アクセス権限を持たない設計でゼロトラスト原則を実現します。
ベンダー作業を映像で記録
管理者が有効にすると、ブラウザ経由のRDP・VNC・SSH・Telnet接続のリモートセッションを動画として録画・保存します。ベンダーが「何をしたか」を映像で確認でき、品質管理・監査対応・インシデント調査に活用できます。
FAQ
よくあるご質問
既存VPNでベンダーアクセスを管理するのでは不十分ですか?
VPNはネットワーク接続の手段として使われてきましたが、OT環境の外部ベンダーアクセス管理では、ユーザ単位・装置単位・時間単位の制御、承認フロー、セッション可視性、監査証跡が重要になります。VPNだけでは、接続後にどの装置へアクセスしたか、作業がいつ終了したか、権限が適切に失効されたかを一元管理しにくい場合があります。詳細はVPN vs Secomeaページをご覧ください。
緊急対応が遅くなりませんか?
統制を強めることと、対応を遅くすることは同じではありません。承認フロー、アクセス範囲、作業時間をあらかじめ標準化しておくことで、緊急時にも例外対応ではなく、ルール化された手順で迅速に接続できます。
工場側で接続を承認できますか?
はい。承認ベースのアクセスにより、管理者がリクエストを承認した後にのみアクセスを許可する運用が可能です。緊急対応の場面でも、誰が許可したかを明確に記録できます。
既存ネットワークを大きく変更する必要がありますか?
必要ありません。Secomea はインフラに依存しない設計のため、既存のOTネットワーク構成やファイアウォール設定を大きく変更せずに導入できます。アウトバウンド通信のみを使用するため、インバウンドのポート開放も不要です。GateManagerへの外向き通信の許可と、その通信を改変するプロキシや検査装置が経路上にないことは事前に確認します。
監査対応に使えますか?
はい。誰が、いつ、どの装置にアクセスしたかを全プランの監査ログで記録でき、Professional・Premiumプランでは承認ワークフロー(アクセスリクエスト)と、ブラウザ経由のRDP・VNC・SSH・Telnet接続のセッション録画も利用できるため、IEC 62443、NIS2、NIST CSFなどへの対応で、リモートアクセス部分の記録として活用できます。
関連ページ
OTリモートアクセスを次の段階へ
VPN vs Secomea
既存VPNがOT環境で抱える課題と、Secomeaのセキュアリモートアクセスの違いを比較。
詳しく見る →なぜSecomea なのか
OT専用設計、導入の容易さ、IEC 62443-4-1認証。8,000社以上に信頼される理由。
詳しく見る →サイバーセキュリティ
ゼロトラスト、Defense in Depth、Purdueモデルに基づくOT環境のセキュリティ対策。
詳しく見る →コンプライアンス
NIS2、IEC 62443、CRA、NIST CSFなどで問われるアクセス管理と記録を、Secomeaで説明しやすくします。
詳しく見る →Secomea Prime
Access、Manage、Defendの3つの柱でOTリモートアクセスを支える統合プラットフォーム。
詳しく見る →導入事例
Procter & Gamble、安川電機、TMEICなど、世界8,000社以上の導入事例をご覧ください。
詳しく見る →次に確認したい情報
NEXT STEP
工場の運用にも、納入設備の保守にも
設備へのアクセス管理や遠隔保守について、導入前の段階からご相談いただけます。